会長旅行記 延岡の素敵なタクシー花井運転手のおはなし その3

2014-05-16

(その2までのあらすじ。延岡の花井運転手さんは、最高のアテンドをしてくださる方で、2回目の延岡行きのとき、夜の観光をお願いしました。さあ、延岡について、どんな夜が待っているのでしょうか)

延岡駅改札口で手を振っている花井さんが見えます。いつも一人旅なので、こうして誰かが出迎えてくれるというのは、とっても新鮮。

「花井さん、お久しぶりです」

「本当に!あらあ、あなた若くなったんじゃないの~?」

「いやいや」

うふふ、伊勢神宮の大きな別宮(賢島の近くの町)に毎年行ってるのですが、すっかり仲良しの職員の方に
「あなた、会ったときから(4年ほど前)ほんとふけたね~」
と言われたわたくし。あははは。

そっちが本当だとわかってるけど、花井さんの優しさが素直にうれしいな。

二人でにこにこ、駅を出発。
どこに連れて行ってくださるんだろうと、わくわく。

花井さん、どこか遠慮がちに話し始めました。

「あのね、世界3大夜景の長崎の夜景からしたら、本当に小さいというか、本当に比べるのが失礼なくらいなんだけど・・延岡の夜景もなかなかなんだよ。そこに・・、いいかなあ?
いや長崎の方をお連れしたら、笑われるかもしれないけど」(そんな~)

「延岡の夜景きれいなんですね、知らなかったです、ぜひぜひ連れて行ってください!」

「いやあ、本当に長崎の人になんなんだけどね」

「いえいえ、私も出身は佐世保なんですが、佐世保の弓張岳からの夜景もすごくきれいなんです。でも長崎の影に隠れてあまり有名じゃくて、切ないな~と思ってますし、延岡の夜景見てみたいです」

「そう!」と花井さんもにっこり。

その夜景のきれいな山、愛宕山に向かいます。愛宕山に着くまで、花井さんの楽しいトークを聞きながらのドライブです。

「この愛宕山のふもとの川のところで、天孫降臨のニニギノミコトは、コノハナサクヤヒメと出会ったんだよ」

そして、その後の神話をずっと説明してくださいました。前回も思ったけど、花井さんは本当に神話とか歴史とか「ものすごく」勉強をしておられる、すごいなあ。

「・・だから、結婚した二人の神様が「出会った場所」として、愛宕山は夜景と「出会いの聖地」ということで売り出そうとしてるんだよ。まだまだだけどね」

「そうだったんですか~、じゃあ、私が今日出会いの聖地に来て、夜景をみて、で、数ヶ月以内に結婚とかしたら、「出会いの聖地を訪れて結婚された長崎のSさんの実例」とかで使えますよね~」

「あはは、そうだね」

「あははは、難しそうですけどね~~、花井さんと延岡のためにがんばってみようかな」

なあんて、話をしてたら愛宕山の頂上に着きました。

「うわああああ、きれいじゃないですか~~」

「そう??長崎の人に言われるとうれしいねえ」

「いやあ、これは・・・、むちゃくちゃきれいですよ~。すみません、私も延岡の夜景のこと知りませんで・・・」

「いやあ、もう長崎に比べたら本当に有名じゃないしね」

「延岡のこの夜景、と沢山の人に知って欲しいですよね、カップルさんだと、ここ、本当に楽しいだろうし。もったいないですね~」

 

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http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=47350&catid=465

「あまり有名じゃない」けど「実はとっても綺麗な夜景」の、町どおしで、たとえば佐世保と延岡と連携してなんかできないかしらん。
まあ、私非力な社会人だから何もできないけどさ。

うつくしい夜景を堪能し「出会いパワー」を浴びた(笑)た後、花井さんとちょっと遅い夕食に向かいました。

(その4につづく)

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