当会は木村秋則さんの自然栽培を応援しています。

2014-06-04

九州一つの会の大きなミッションの一つが、木村秋則さんの自然栽培についてお伝えし、九州内でその栽培法を広めていくことです。

kimurajyuku-Kaosyashin

 

木村秋則さんの奇跡のリンゴはご存じの方も多いと思うのですが、世界で初めて絶対不可能と言われたリンゴの無農薬栽培に成功された方です。

NHKプロフェッショナルに出演され、司会茂木健一郎さんに「木村秋則さんの人生は、一冊の本にすべきだ」といわしめた、壮絶な挑戦の11年間の物語は、NHKの追加取材が入り「奇跡のリンゴ」という本にまとめられ幻冬舎から出版され、30万部突破のベストセラーーになりました。そのあとも、木村さんご本人が書かれた本や、関連本が多数出版されています。

http://www.akinorikimura.net/info

最近のおすすめは、

鍵山秀三郎氏と共著 「目に見えないけれど、人生でいちばん大切なこと」

木村秋則さん著  「地球に生まれたあなたが今すぐしなくてはならないこと」

 

★世界初の無農薬のリンゴ、ということで、木村さんの偉業は「無農薬」に集中してしまったところがあるのですが、無農薬を可能にした、「土づくり」のことは案外知られていません。

木村秋則さんが、命を削るような激務で全国で農業指導、講演を受け、元旦も仕事をするような日々を送られているのは、ご自身がリンゴ栽培でたどり着いた「自然栽培」を普及するためであります。

が、

無農薬有機農法 と  木村秋則さんの「自然栽培」の違い。この違いは、案外知られてないみたいなのですね。

すごおく、おおざっぱな文章で説明させていただきます。

専門的な表現はこちらへ ⇒ http://www.akinorikimura.net/ak-method/method.html#01

①有機農業⇒  肥料を使います。


肥料・・、つまり、
土に、
栄養を、
人が、
いれます。

入れるものが「化学肥料」じゃないよ、
動物のフンとか、有機的なもんだよ、というのが、有機農法。

(生ごみを発酵させてたい肥にするものこれかな??現在の生ごみにそもそも、抗生物質や農薬が入ってるかも、当会スタッフは思ってますが・・)

 ②木村秋則さんの自然栽培  ⇒ 肥料を入れません。

植物と土の本来持つ力を引き出す農業です。 

土の中の微生物が、栄養を作り出して、それの栄養で育ちます。
★有機農法の農作物に含まれることが多い、硝酸態窒素の害について、木村秋則さんが本で指摘して、木村さんが「有機農業を否定している」と誤解されてしまいました。

木村さんは、
「完熟してない動物のたい肥で育てた作物には、硝酸態窒素が含まれ、それは人間にとって毒である」と言っているだけなのです。

「完熟した動物のたい肥」とはなんぞや。

  ⇒ 動物のうんちが、微生物の働きよって、
    うんちじゃないもの、「NOTうんち」に
    変化したものです。

それが「完熟した動物のたい肥」。

これがどうも、少ないらしいのです。

動物のうんちを、微生物の働きによって、「うんちじゃない」ものに変化させるのに、最低5年はかかるといわれてますが、

5年もかけて作られた動物性たい肥はほとんどないのが現状で、本来使うべきでない状態を、土に入れているケースが多いということなのです。

 ⇒ 牛は、自分が糞をした場所に、そのあとに生えている草を、5年間食べないそうです。それは、糞が土の中に入ってしまって5年間は、自分にとって毒となる草が生えていると本能でわかっているから(牛、すごい!!)

 

未完熟のたい肥とは、 まだ発酵途中、つまり、うんちとしての成分が残っている、とかそんな感じでとらえたらわかりやすいでしょうか・・・。
動物のうんちは、簡単に分解されて、別物にならないということですね。

木村さんが否定しているのは、あくまで、未完熟のたい肥を使用した有機農法で、 (だって体にわるいのですから・・)

木村さんは「完熟したたい肥を使用した有機農法」を決して否定していません。

実際に当会スタッフが木村さんご本人から「○○県で、5年以上熟成させたたい肥を使った野菜を見せてもらった、キャベツなんかずっしり重くてね、すごく良いものだった。ああいう有機農法はすばらしい」とおっしゃったのを聞いています。

 

合鴨農法は、鴨のふん、そのものが、田んぼに入ってしまうので、なおさらよくない、というのが木村さんの考えです。
うーん、発酵もしてないフンがダイレクトに入って、それを稲がすうのです・・・。

合鴨のフンによる害の調整は、いろいろとできるので、必ずしも悪いとは言えませんが、そこまできちんと考えて糞の量をコントロールされてないケースが多いのも事実です。

また、木村秋則さんの盟友で30年前から有機農法を取り組み、7年前から自然栽培に切り替えていった豊田市の山中勲氏も、硝酸態窒素について言及。完熟していない「まだまだうんち状態のたい肥」を使用する危険さを、山中氏のような有機農業30年選手が指摘しています。さらに、「鶏の糞は窒素が多すぎるので絶対に使用してはいけない」と断言されてます。(山中氏は、一部はまだ有機農業をされてます) 九州内では、まだこのことを知らずに使用している方も多く、正しい知識を広めることが大事だと考えています。

 

とまあ、硬い感じで書いてきましたが・・・

自然栽培って、お米も野菜も果物も、とにかくおいしいんですよお。まだ味わってない方が九州は多いので、味わっていただきたい、それがいちばん!

当会の講演会で、自然栽培のイチゴを少しですが販売しましたが、「こんなおいしいイチゴは初めて」という感想が多数寄せられました。

 

また、自然栽培のお米を、当会のイベントでおむすびにして出したら、みんなが「おいしい!」大好評。

もちろん、当会が応援する武富勝彦さんさんの塩を使用です。

当会のミッションとして、武富さんの塩を広めるということがあります。これも別記事で紹介しておりますのでぜひご覧ください!

 

自然栽培のお米を、武富さんの塩で握った、おいしいおむすびを、たくさんの方に味わっていただきたいと思っています^^。

 

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