会長旅行記 延岡の素敵なタクシー花井運転手のおはなし その1

2014-05-16

私は延岡が大好き。
それは、あるタクシーの運転手さんとの出会いからです。
その運転手さん~ 宮交タクシー延岡営業所の花井さん ~と
の出会いのおはなしを、何回かにわけてお送りいたします。

平成22年6月、私はJRのおトク切符を利用して九州一周、
2泊3日の旅をしました。

延岡には、ある本に載ってたある神社に行くため立ち寄りました

延岡駅に降り立ちタクシーでその神社へ。

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運転手さんは、延岡のことをいろいろと説明して下さり、そのお話がとっても楽しい、そしてとっても優しい。
私が長崎から来たというと驚かれてました。

「ながさき!だいぶ遠いよね。宮崎と長崎は一番遠いんだもんねえ」

「うーん、JRでのんびりだからそんな遠く感じないです。6時間か7時間くらいですね」

「それは・・、遠くからようこそ^^」

神社につくと、帰りも運転手さんとお話したいな~と、

「お参りはすぐ終わるので帰りもこのままお願いしたく、 待ってていただけますか?」

神社は本の印象と違って、ちょっといまいち。
すぐタクシーにもどります。

「おまたせしました」

「あらあ、早かったね」

「うーん、いまいちだったので、 ま、こんなこともあります^^ じゃあ駅まで願いします」

運転手さんは、車を発信しながら

「せっかく遠くからみえられたのに、残念だったね」

「いやいや、運転手さんとお会いできてそれがなにより」
それは本音でした。

車を走らせながら

「あなた、延岡に「御陵」があるのは知ってる?」

「えええ?延岡に「御陵」、どなたの?」

「それが、誰諸説あってね~地元の我々は御陵とだけ言ってる。神話のニニギノミコトの御陵とも言われてるけど、はっきりしないんだよ。私はそうだと思っているけどね」

「へえええ」

「あなた神社とかお好きだし、そういうのも好きかなと。
興味があるなら連れて行ってあげるよ」

もちろん、興味、あるあるある!

また、運転手さんの話し方が「営業」というよりは、
遠くから延岡にきた私に、延岡の楽しい思い出をつくってあげたい、という

心からの気持ちがあたたかく伝わってくるものだったので、

声を弾ませ「お願いします!」

御陵に向かいました。

「運転手さん、お名前、花井さんて仰るんですね、きれいなお名前ですね」

「いやあ・・、ありがとう」

うふふ、ぴったり。

花井さんは、延岡に関わる神話の話や、
御陵のそばが西南戦争の激戦区で、西郷さんもここで戦われたこと、

薩摩軍がすごい崖をつたって夜中に逃げる様子など、それは詳しくお話下ささいました。

へええええ、西南戦争の舞台だったなんて知らなかった。

ちょっと郊外、緑に囲まれた御陵につきました。
奈良の御陵は、歴史上の天皇や皇族で、私もいくつか行きましたが、

延岡のここは神話の神様が眠っているかも、という「御陵」ですから、また雰囲気も違います。

来てよかった~!。

花井さんのお話を聞きながら、御陵を拝するのはとっても興味深く楽しい経験でした。
先ほどの神社のことなどきれいに消えて、私にとって延岡は最高の場所になったのでした。

花井さんと駅でお別れしながら、
また延岡にきて、花井さんにまたどっか連れて行ってもらおう、とすでに考えてました。

その3年後の今年、再びJRにて延岡に行くことに。
もちろん、宮交タクシー延岡営業所に、花井さんの予約をとろうと電話しました。
(その2つづく)

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