会長旅行記 延岡の素敵なタクシー花井運転手のおはなし その2

2014-05-16

平成25年、再び九州一周の旅をすることになり、当然ながら延岡に再び行くことにしました。

もちろん、花井さんに会いたい!
宮交タクシー延岡営業所に花井さんの予約をしようと電話をしたら、

「ああ、花井さん今いますよ」

「えええ、代わっていただけますか?」

花井さんは私のことを覚えてくださってました。

「あああ長崎の!よく覚えてますよ、また来るんですか?」

「そうなんですよ~」

日にちと延岡の到着時間をお伝えして、
「到着が夜8時過ぎと遅いですが、夜の観光をお任せするので連れて行ってください」と、お願いをしました。

ということで、当日です。

長崎から延岡はまあ確かに遠い。でも、JRだと、快適な「かもめ」を経て、あの「ゆふいんの森」号で、すばらしい景色や客室乗務員さんの上質なサービスを楽しみ、ビュッフェのおいしいケーキセットを食べたりしてたら、時間は結構あっという間。

職場のいろんなことも忘れ、こういう旅のときは、本を読んだりもせず、ぼーっと景色をみたりするのが、本当に楽しいのです。

そうしていると、ふと、 由布院の2つ手前、天ヶ瀬駅に停車中に、ふと下のほうを見ると、地元の皆さん数名が並んで、笑顔で手を振っているのに気づきました。旅館の方や観光関係の方っぽい。 ここ天ヶ瀬も、開湯1300年という由緒ある温泉地、自然がいっぱいでとってもよさそうなとこ。でも列車に乗っている人の多くは、由布院が目的地、ここでは降りない。

「今度は、天ヶ瀬にも是非きてね!」そんな気持ちで、とびきりの笑顔で手を振っておられるのか・・。
私も手を振りました。

http://www.amagase.info/

「由布院の森号」が、ゆっくりと発車しました。
天ヶ瀬のみなさんは、動き出した列車に向かって、とっても素敵な笑顔でずっと手を振っておられました。
いつか、天ヶ瀬に泊まり来ますね~、と思いながら私も見えなくなるまで手を振ってました。(それから数年、まだ泊まってない・・・)

大分駅での乗り継ぎで、にちりんに乗り込みます。
にちりんは、大分の太平洋側の海沿いに沿って走り宮崎入りするのですが、ちょうど夕日の時間でした。

こちら太平洋側の海の夕暮れは、夕日が沈む長崎の海とはまた違う風情です。海が大好き、漁師の孫でもある私はずっと海の景色を眺めていました。ぜんぜん飽きない。
魚がおいしい長崎で、魚が大好きなわたくし。この辺の魚もおいしんだろうなあ。

さあとうとう、延岡についたぞ~。わくわくわく。
改札口に、手をふっている花井さんが見えます。
「花井さあん」と手を振りました。

さあ、夜8時過ぎですが、今日はこれからが本番なのです。花井さんのご案内とトークで、どんな夜が待っているのでしょうか!

(その3へつづく)

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